大津の住宅
敷地のすぐ傍らに長沢川があり、その両側には桜並 木を形成している。 この住宅はその桜を見ながら生活できるように設計されたため居室は すべて川に面した窓が設けられている。外観は桜並木の雰囲気を共 有するように境内のような柵や手摺の格子がシンプルな建物に並木の リズムを引き込む。二世帯が同居する計画であるため親世帯が不自由なく生活できるよう にLDKと親の個室と水廻りスペースが1階で完結するようになっている。 2階は子世帯が子供の成長に応じて臨機応変に生活できるようなスペ ースとした。
桜が眺められるようにしたいのと通行人からは家の中が見えないようにしてほしいとのことでした。
建築家の相談会に来られてその中でも「収納が一番うまい」とのことでした。
桜を眺められるようにしたいが人から中を見られたくないとのことだったので窓の位置を高くした。収納が多く欲しいとのことだったのでデザインに収納を取り入れた空間とした。
壁付型のテレビの予定だったのですがもったいないとのことで床置き型のテレビを使用しているそうで空間の雰囲気を大事にして住んでくださっているようでうれしかったです。快適に過ごしていただいているとのことです。
外観。道路側。玄関は木製の窓のような感じにしている。
外観。桜並木を堪能できる。
玄関木製ガラス戸として明るい空間とした。
リビング。梁をあらわしにして桜並木と空間の雰囲気がマッチするようにした。窓辺にはベンチを設けた。
リビングベンチ。エアコンは埋込みにしている。
キッチンと階段。階段は収納も兼ねて箱階段とした。ダイニングから利用できる。
和室。堀ごたつ。外に出られる窓は和の雰囲気を出すために腰をかがめて出入りする高さにした。
2階子供室。2室に区切れる。パノラマビュー。傾斜天井ロフト付。今はお子さんが小さいので子世帯のセカンドリビングとして使用されている。
ロフト。子供室は梁のところで2室に仕切れるようにした。
寝室。ロフト収納とクローゼット。可動棚とテレビ台と収納を充実させた。